むつう整体(イネイト療法)の施術方法は、数ある民間医療の中でも特にソフトです。
ソフトというよりも、「全然刺激がなくて物足りない」という声もあるほどで、まさに「むつう(無痛)」なのです。
いわゆる「痛気持ちいい」というのもありません。余談ですが、好みの感覚は人それぞれとはいえ、基本的には「痛気持ちいい」は「痛い」です(「気持ちいい」は「気持ちいい」です)。
最近では、昔のように天気のいい日にベランダなどに布団を干して、パンパンと大きな音でたたく人は少なくなりました。布団によくないことが周知されたからです(まだたたいてる人もいますが)。
気持ちは分かります。パンパンという音とともにホコリがすっきりする気になれる。何かすかっとするとか。
でも、実際には布団の生地や中の綿などが傷んでちぎれたりダメージを受けたりして布団の状態を悪化させ、布団の寿命を縮めてしまうということが分かってきました。
人生の3分の1は布団とともに過ごすのですから、「布団はたたくもの」という昔のイメージから脱却して、大切に扱うに越したことはないです。
私たちの体は3分の1どころか人生の最初から最後までつきあっていく唯一のものですから、「良かれと思って叩きまくった挙句ダメにしてしまって買い替える」というわけにはいきません。
症状は抑え込むもの、強い刺激でつぶすもの、大きな音でたたくと気分がいい、というような考え方は、本当の健康のあり方、回復の道筋とは違う発想です。
たとえ物足りないと感じたとしても、体にとっては本当の意味で必要な影響が与えられ、それが施術効果として現れてきます。そこで初めて、刺激そのものが何かの力を持っているわけではなく、体そのものが自分で治す力を持っていることに気づけるのです。
むつう整体(イネイト療法)は、その力を発動させ(←パンパンとたたかずに!)、体が本来のバランスを取り戻していくのを助けます。
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